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ブロマガ

  • 逆流性食道炎について(75字)

    今日のブロマガは逆流性食道炎がひどくて書けないのでお休みさせてください。生きるのは難しいですね。原因は分かっているだけになおさらストレスが溜まります。

    2日前

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  • 1994:その16(1,679字)

    桑田佳祐は1994年につながっている。彼がデビューした1978年からその数々の流行り歌を通じて紡いできた日本の恋愛における空気感が、そこから16年が経過した1994年においてもなお、男女の恋愛観に決定的な影響を与えている。 では、桑田佳祐はどのような空気感を紡いできたのか? それは一言で言えば「撤退戦」である。恋愛市場における男性の決定的な敗北の、その被害を最小限に食い止めようとした。それが桑田佳祐だ。 桑田佳祐の評価は、なんといってもサザンオールスターズのデビュー曲である『勝手にシンドバッド』において決定づけられた。同時に、ここに早くも、桑田佳祐の紡いできたスタイルが十全に湧き出している。 そのスタイルとは「道化」である。そもそもこの曲は、タイトルが道化ている。前年の1977年に国民的なヒットを記録した沢田研二の『勝手にしやがれ』と、ピンクレディの『渚のシンドバッド』の2曲のタイトルをそのまま掛け合わせている。 それは、両曲にあやかってヒットを狙った――というエクスキューズもあるだろうが、それ以上に桑田佳祐という人間の軽薄さが表現、もっといえば宣言されている。誰にとっても歌手生命がかかる、だ...

    3日前

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  • [Q&A]阿部慎之助監督の指導力について(1,793字)

    [質問] 巨人がまあまあ好調です。キャッチャー出身の阿部新監督ですが、守りを重視しているように思います。最近は野球に対する興味も薄れているようなハックルさんではありますが、阿部監督に対して思うことを教えてください。 [回答] 阿部監督は巨人育ちで正統的な巨人の価値観を持っているので、巨人の監督にはいいと思います。打者としては立派でしたが、捕手としての評価は今一つだったように思います。だから、それなりに苦労もしているので、お花畑のような指導にはならないと思います。 イメージでいうと藤田監督のような感じでしょうか。巨人というチームは、監督が個性を出さず、巨人らしさというものを追求すると、意外に上手くいくのです。原監督は、巨人らしさがある一方、実は個性的に見えてそうではなかったので、大成功しました。逆に堀内は個性が強く、巨人らしさがなかったので大失敗でした。 長嶋は個性は強いですが、巨人らしさもあります。王は、個性も強い上に、実は巨人らしさがあまりないんですよね。高橋由伸は、個性もないですが、なさ過ぎて、巨人らしさも身につけられませんでした。 阿部慎之助は、個性がゼロということはな...

    4日前

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  • 劣化する人:その23(1,797字)

    劣化する人のことを考えるたびに思うのだが、この50年で社会は大きく変化した。何よりその価値観が変化した。これまではロボット人間が有用だったが、これからはオリジナル人間が有用になった。そうして、ロボットの人間の居場所がなくなった。 人類の長い歴史の中で、ロボット人間の価値がこれほど低下したのはおそらく初めてではないだろうか。人間はその特性上、「社会」と「道具」が不可欠な生き物である。社会と道具がなければ、人間は生きていけない。ここが他の動物と大きく異なるところだ。 そして、社会を構成する上でも道具を使いこなす上でも、ロボット人間はどうしても必要だった。 それはまず社会の構成要因として有用で不可欠だった。指導者が求めることをその通りすることが社会成立には欠かせないからだ。 また、道具を使いこなすのはモノマネ人間の得意技だった。鍬一つでも使い方の上手い下手がある。そしてモノマネ人間はその習得が上手い。オリジナル人間は、ときに新しい使い方を発明してくれるが、その分、習得が遅かったりする。 だから、オリジナル人間が不要というわけではないが、それはほんの少数で良かった。それよりも、すぐ...

    5日前

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  • 石原莞爾と東條英機:その48(1,581字)

    一夕会は宇垣一成や宇垣閥を牽制するために荒木貞夫、真崎甚三郎、林銑十郎を盛り上げた。実際、東條英機は荒木貞夫に相当な尊敬の念を抱いていた。 荒木貞夫はどのような人物か? 1877年生まれで旧一橋家の出身である。つまりバリバリの徳川だ。 1897年に陸軍士官学校を卒業し、1907年には陸大を首席で卒業する。そうして恩賜組となり、幹部候補生としてエリート街道を歩むことになった。 荒木貞夫は徳川家の矜持か、清廉な性格で、独特のカリスマ性があり、若手将校からの信頼と人気があった。先述のように東條も惚れ込んだくらいなのだが、それより下の無印の将校たちの間にはさらに熱狂的なファンが数多くいた。 それは、荒木が「若者好き」だったということもある。荒木は他の将軍とは違って若手と積極的に交わったので、若手もそんな荒木を好んだ。荒木は彼らを自宅に招き、毎晩のように酒席を交わした。そんなふうに、荒木は若手にとって「気のいいオッサン」だった。 その一方で、出世してからも東京郊外の小さな家に住み続け、慎ましく暮らしていた。また天皇陛下への忠誠が誰よりもあつく、陸軍精神の塊のような人物でもあった。その意味で、出...

    6日前

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2014/01/30 11:01

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